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2013年3月8日 TCG全般 コメント (2)
校門を出たところで筆箱を教室に忘れたことに気づいた。
筆記用具など家にもあり困ることなどないが、なんとなく取りに戻ることにした。
教室の扉を開けると、澤田と村瀬が向かい合って座っている。
自分を含めた帰宅部はさっさと帰っているはずだし、
部活に所属している奴は、部室に行っていると思っていたので少し驚いた。
「忘れ物しちゃって。ははっ。」
照れ隠しをしつつ自分の机へと向かう途中に彼らが残っていた理由を理解した。
彼らはマジックザギャザリングというカードゲームの対戦をしているのだ。
「あっ、マジックやってるんだ。」
自分もやっているカードゲームの対戦をみてそう口走ってしまい後悔する。
「へー、小島もマジック知ってるの?」
村瀬が意外という顔で尋ねてくる。
「ちょっとね昔ね。今は殆ど対戦してないけど。」
嘘である。正直かなりはまっている。
しかし、二人が対戦している盤面を見る限り、仲間内でわいわいやっている程度に見えた。
持っているデッキはガチデッキだったため、正直対戦したら圧勝だろう。
コミュニティを壊しかねない、そう思ったゆえの嘘だった。
「じゃあ、対戦しようぜ。ちょうどこれも終わるから。」
「じゃあ1回だけ。」
何故かデッキを持っている前提で話しを進める澤田に釣られて、そう答えてしまった。

対戦が始まると、やはりというか案の定ワンサイドゲームだった。
その大きな要因はやはり飛行クリーチャーであろう。
飛行を持っているクリーチャーはその能力故に持っていないクリーチャーよりも
マナレイシオが低く設定されている。
俺が使っているソレも例外ではない。
だから澤田は飛行など対策を全く採っていないようだった。
いや、除去カードは多少なりとも入っていた。
しかしそんなことは関係なく強力な能力を備えていた。
4マナ4/1という頼りないタフネスのソレは飛行の他に速攻を持っている。
つまり出したターンから攻撃できるのだ。
通常、次のターンにならなければ攻撃できないはずの生物ではあるが、
これをもつことで時間を歪めていると言っても過言ではない。
そしてタフネス1という頼りない値を跳ね返すチート能力を備えている。

クリーチャー1体を生贄にささげるとターン終了時まで破壊されない。
生贄にささげられたクリーチャーが人間であった場合+1/+1カウンターが乗る。

そう除去をものともしないこの能力がこのクリーチャーを支えていた。

ファルケンラスの貴種

ジャンド、アリストクラッツ、BBQといった
現在のスタンダードの数多くのデッキを支えているクリーチャーだ。


今ならこのファルケンラスの貴種がなんと4枚トレードに出ちゃうぞ!
欲しい方はご一報を。

コメント

さかもと
さかもと
2013年3月8日22:41

落ちが酷いw

くま
2013年3月9日8:24

こんなこと書きはじめるくらいには病んでる。

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